TemuドロップシッピングをGoogleショッピングとGoogle Adsで:2026年に可能なのか?
クイック回答
Googleには仕入れ先に関するルールがなく、Temuやドロップシッピングに言及するポリシーもありません。本当の制約は、Temu自身の規約(購入は個人利用に限定、Temuのパッケージ、返品はTemuへ戻る)と、発送元、配送日数、返品費用に関するGoogleの不実表示ルールです。うまくいくモデルは、Temuを商品リサーチとサンプル購入に使い、転売を認めるサプライヤーから出荷する方法です。
結論:GoogleにTemuに関するルールは存在しない
まず、疑いの余地がない部分から始めましょう。当社は、現行のMerchant Center不実表示ポリシー、ショッピング広告とリスティングのポリシー一覧、サポートされていないショッピングコンテンツのリスト、Google Adsの不実表示、許容されないビジネス慣行、不誠実な価格設定、提供不可能なオファーの各ページ、さらにMerchant Centerポリシーの過去のアーカイブ版を確認しました。そのどれにも「ドロップシッピング」という言葉はなく、Temu、AliExpress、その他のマーケットプレイスを禁止された仕入れ先として名指ししているものもありません。サポートされていないショッピングコンテンツのリストに含まれるのは、チケット、車両、金融商品、電子書籍、通貨、サービスなどです。マーケットプレイスで購入した物理的な商品は含まれていません。
また、Googleのシステムには、あなたがどのウェブサイトで商品を買ったかを知る理由も、気にする理由もありません。Googleが見るのは買い物客が目にするもの、つまりあなたのリスティング、ランディングページ、チェックアウト、ポリシー、そしてお客様が受け取るものです。この問題全般が初めての方は、Google Merchant Centerでドロップシッピングは許可されているかの概要でポリシーの全体像を、誤解を検証した記事で最も多い噂をひとつずつ解説しています。
Googleが公式に確認している内容
GoogleのMerchant Center不実表示ポリシーが標的にしているのは隠蔽であり、仕入れではありません。例として挙げられているのは "Hiding, omitting, or misrepresenting material details about your actual business location, operational headquarters, or source of product fulfillment to mislead users or evade verification"(「ユーザーを誤解させたり審査を逃れたりする目的で、実際の事業所在地、事業本部、商品のフルフィルメント元に関する重要な情報を隠す、省く、または偽って伝えること」)や "Intentionally hiding the actual location from which your products are shipped to create a false impression of localized delivery"(「国内配送であるかのような誤った印象を与えるために、商品の実際の発送元を意図的に隠すこと」)です。ルールが問題にしているのはフルフィルメント元を隠すことです。フルフィルメント元があること自体は問題ありません。
したがって、「Temuの商品をGoogleショッピングで売れるか」への正直な答えはこうです。商品がTemu由来だという理由でGoogleがあなたを止めることはありません。フルフィルメントをTemuへの注文で回すべきかどうかは別の問題で、その答えはTemuのルール、Temuのパッケージ、Temuの返品手続き、そしてTemu自身の広告によって決まります。この記事の残りでは、それらをひとつずつ見ていきます。
Temu自身は転売目的の購入について何と言っているか
「Temuドロップシッピング」のチュートリアルの多くは、この部分を飛ばしています。Temuは消費者向けのマーケットプレイスです。ドロップシッピングのサプライヤーではなく、当社が調べた限り購入者側の卸売りやドロップシッピングのプログラムはなく、転売業者向けの注文APIも提供していません。
利用規約
Temuの米国向け利用規約(当社が確認した時点では2025年11月7日付の版)には、「ドロップシッピング」や「転売」という言葉は出てきません。しかし、サービスを自分自身のために使うものとして位置づけています。要するに、Temuの利用規約は購入を個人利用に限定しています。ライセンスはサービスの個人的かつ非商業的な利用を対象とし、規約はサービスを自分自身のために利用し第三者のために利用しないことを定め、Temuが事前に許可しない限りプラットフォーム上の情報の商業利用を禁じています。同じ規約は、規約が守られない場合に注文をキャンセルしアカウントを停止する権利をTemuに留保しています。他の地域(EU、英国)にはそれぞれの版があるため、その上に何かを構築する前に、自分のアカウントに適用される版を読んでください。
お客様の名前と住所でTemuに注文することは、素直に読めば、第三者のための購入です。だからこそ当社は、Googleで広告するストアをTemuへのリアルタイム注文で運営することをお勧めしません。これはGoogleのルールではありません。サプライヤーのリスクです。あなたが転売業者だとサプライヤーが判断した時点でいつでも注文をキャンセルできるなら、あなたのフルフィルメントは一夜にして止まる可能性があり、そこでGoogleのルールが再び関わってきます(詳しくは後述します)。
公式には確認されていない内容(誤解または業者の意見)
「Temuはドロップシッパーを片っ端から禁止している」という話も、同じくらい頻繁に「Temuは転売を明示的に認めている」という話も目にするでしょう。どちらも裏付けはありません。多数の異なる住所に多数の注文を出した後に注文がキャンセルされた、アカウントが閉鎖されたという報告は、あくまで個別の体験談で、Temuは基準値を公表していません。一方、規約が転売を認めているという主張は、現行の米国規約の個人利用という文言と一致しません。正確な立場は、「サポートされておらず、個人利用の規約の範囲外」というものです。
TemuのShopifyアプリはチュートリアルが言うようなものではない
2025年12月、Temuは公式のShopifyアプリをリリースし、多くの人がこれをTemuがドロップシッパーに門戸を開いたしるしだと受け取りました。実際は逆方向に機能します。ShopifyのマーチャントがTemu上に自分の商品を出品できるようにするものです。Temuの商品をあなたのShopifyストアに取り込むものではありません。サードパーティの「Temuインポーター」アプリはTemuとは無関係で、出品情報をスクレイピングするものもあれば、自社の仕入れ代行業者経由で注文を流すものもあります。
オレンジ色の箱、ブラインド配送なし
Temuの荷物は、Temu独自のロゴ入りパッケージ(通常はオレンジ色)で届きます。ホワイトラベルやブラインド配送のオプションはなく、独自の同梱物も入れられません。1つの注文の商品が複数の荷物に分かれて届くこともあります。Googleショッピングの広告をクリックして「YourBrand.com」で注文したお客様にとって、それが何を意味するか考えてみてください。箱を見れば商品がどこから来たのかが正確にわかり、少し検索すればそこでいくらだったのかもわかります。
返品はお客様ではなくTemuに戻る
Temuの米国向け返品ポリシー(2026年9月更新)は、アカウント保有者に返品期間(通常は90日)を与え、注文ごとの最初の返品は送料無料としています。また、荷物に記載された住所は使用すべき返品先住所ではないとも明記しています。ドロップシッピングの構成では、アカウント保有者はお客様ではなくあなたです。お客様はTemuのアカウントを持っておらず、その返品手続きを利用できません。荷物に書かれた差出人住所に商品を送り返しても、Temuには届きません。したがって、お客様の返品はすべて、あなたが手配し費用を負担しなければならない問題になります。
Temuからの仕入れがGoogleのルールと衝突するポイント
GoogleはTemuからの仕入れそのものを罰するわけではありません。罰するのは、Temu仕入れのストアが隠しがちな特定の事柄です。以下の各項目は、Googleが公開している不実表示と配送のルールからそのまま来ており、それぞれがTemuドロップシッピングにありがちな手抜きに対応しています。
1. 発送元
「米国企業、米国内から迅速配送」とうたいながら、実際には他国のマーケットプレイス倉庫や中国から商品が発送されるストアは、"Intentionally hiding the actual location from which your products are shipped to create a false impression of localized delivery"(「国内配送であるかのような誤った印象を与えるために、商品の実際の発送元を意図的に隠すこと」)に抵触します。提供不可能なオファーのセクションも、言葉を変えて同じことを述べています。"Misrepresenting or concealing the location from where products are shipped in order to create a false impression of local inventory or rapid delivery"(「国内在庫や迅速な配送であるかのような誤った印象を与えるために、商品の発送元を偽ったり隠したりすること」)。Temuの場合はさらに問題があります。どの倉庫から注文が出荷されるかをあなたは選べず、「国内」という表示も変わる可能性があるため、自分でコントロールできない発送国を正直に約束することはできません。
2. 処理時間の陰に隠された配送日数
Googleは配送スピードを、営業日ベースの「処理時間(handling time)+輸送時間(transit time)」と定義し、買い物客には「最大処理日数+最大輸送日数」で計算した「お届け予定日」を表示します。あなたの処理時間はTemuの処理時間ではありません。お客様が注文してから荷物が配送業者に渡るまでの時間であり、そこにはあなた自身がTemuに注文を出すまでのタイムラグも含まれます。不誠実な価格設定のセクションは、典型的な手口を名指ししています。"Claiming a delivery time in conspicuous text while hiding a longer order processing or handling delays in less visible secondary text"(「目立つ文字で配送日数をうたいながら、より長い注文処理や発送準備の遅れを目立たない補足文の中に隠すこと」)。「3〜5日でお届け」のバナーに小さな文字で「別途処理に2〜4日」と書くのは、まさにこれです。具体的な数字はGoogle Merchant Centerにおけるドロップシッピングの配送日数で詳しく解説しています。
3. 隠された越境返品コスト
Temuの返品はお客様の側に戻ってこないため、多くのストアは守れない返品ポリシーをこっそり書いたり、何も言わずにお客様を海外の住所に案内したりしています。Googleはそのどちらも不誠実な価格設定として挙げています。"Not disclosing all applicable shipping costs, including those for returns if the designated return shipping location differs from the business address"(「指定された返品先が事業所の住所と異なる場合の返品送料を含め、適用されるすべての送料を開示しないこと」)と、"Concealing that a customer will incur cross-border or international freight fees to complete a product return"(「商品の返品を完了するためにお客様が越境または国際配送の費用を負担することを隠すこと」)です。さらに "Setting international return windows to begin on the purchase date rather than the actual delivery date"(「国際注文の返品期間を、実際の配達日ではなく購入日から起算すること」)も挙げています。そして、ポリシーで約束した返品をあとから拒否すれば、それは "Denying return and refund for a product despite having a clear refund or return policy that allows for returns and refunds"(「返品と返金を認める明確な返金・返品ポリシーがあるにもかかわらず、商品の返品と返金を拒否すること」)に当たり、Googleが事前の警告なしに停止につながりうるとしている「許容されないビジネス慣行」のグループに属します。
4. 履行できない商品の掲載
Googleの「在庫あり」の定義は、所有ではなく能力に関するものです。在庫ありとは "You're accepting orders for this product and can fulfill the purchase request."(「この商品の注文を受け付けており、購入リクエストを履行できる」)という意味です。これはドロップシッパー全般にとっては良い知らせです。しかし、唯一の仕入れ先が、売り切れたり、出品内容を変えたり、タイムセールで価格を切り替えたり、あなたの注文をキャンセルしたりできるマーケットプレイスであるストアにとっては悪い知らせです。不実表示ポリシーは "Listing items as available when you lack the capability to fulfill the orders"(「注文を履行する能力がないのに商品を購入可能として掲載すること」)を提供不可能なオファーとして挙げています。実際には、まず商品単位の在庫状況と価格の不一致による不承認として現れます。Temuの価格と在庫は、ほとんどのフィードの更新よりも速く変わるからです。
5. コピーした写真、コピーしたテキスト、でっち上げた識別子
Googleの「ネットワークの不正利用」ポリシーは、"Content that's replicated from another source without adding value such as original content or more functionality"(「オリジナルのコンテンツや追加機能などの付加価値なしに、他のソースから複製されたコンテンツ」)を認めていません。Temuの商品写真はすでにGoogleにインデックスされ、何千ものストアで使われており、しかもGoogleの画像ルールが認めていないバッジや文字の重ね合わせが入っていることも少なくありません。識別子について、Googleは明確です。"Only provide a GTIN if you're sure it's correct. When in doubt don't provide a GTIN (for example, don't guess or make up a value)."(「GTINは正しいと確信できる場合にのみ入力してください。迷った場合はGTINを入力しないでください(たとえば、値を推測したりでっち上げたりしないでください)」)。Temuの商品のほとんどはノーブランドでGTINがありません。ブランド品やそっくり品には別途、模倣品のリスクがあり、欧州委員会が2025年7月にデジタルサービス法(DSA)に基づいてTemuに対して示した暫定的な判断は、まさにその違法かつ不適合な商品のカテゴリーに関するものでした。
実際の事例で当社が見ていること
当社が監査する停止されたストアでは、きっかけがマーケットプレイス由来の1商品だけということはまずありません。原因は組み合わせです。匿名のフッター、サプライヤーが実現できない「国内から迅速配送」のバナー、商品の返送先や費用負担者を明記していない返品ポリシー、そしてコピー写真だらけのカタログ。この組み合わせを直せば、仕入れ先の問題はほぼ消えます。Googleが実際に読み取るシグナルについてはGoogleはあなたがドロップシッピングをしていると知っているのかをご覧ください。
2025年と2026年に何が変わったか:関税、現地倉庫、EUの関税
ネット上のTemuドロップシッピングのアドバイスの多くは、もはや存在しない世界を前提に書かれています。今Temu関連のストアを計画している人にとって最も重要な変化は2つです。
米国:少額荷物の関税免除の終了
中国と香港からの少額荷物を関税なしで米国に輸入できたデミニミス(少額免税)制度は、2025年5月2日に終了しました。当時広く報じられたように、Temuはこれに対応して米国向けストアフロントを米国内の倉庫から発送する商品に切り替え、米国での販売は国内から履行すると表明しました。2025年8月29日からは、米国はすべての国についてデミニミスによる免税輸入を停止しました。業界紙の報道によれば、他の関税に対する訴訟があったにもかかわらず、この停止は2026年を通じて維持されています。コストの前提に頼る前に、米国税関で現在の状況を確認してください。
転売業者にとって、これは良い面と悪い面の両方があります。Temuの米国向け商品は今では国内在庫から発送されることが多くなりましたが、どの倉庫から発送されるか、Temuが注文ごとにどんな予定日を表示するかをあなたはコントロールできません。また、海外から仕入れるものにはすべて輸入コストがかかるようになり、それは玄関先での思わぬ請求ではなく、あなたの価格かチェックアウトに反映されていなければなりません。
欧州連合:2026年7月1日からの3ユーロの関税
欧州のメディアの報道によれば、EUは2026年7月1日から、EU域外からの少額荷物に一律3ユーロの関税を導入し、150ユーロ未満の商品に対するこれまでの関税免除を終了しました。報道では、EUの税関データハブが整備されるまでの暫定措置として、荷物単位ではなく荷物内の商品カテゴリーごとに課されるとされており、別途の取扱手数料も検討されています。Temuを含むマーケットプレイスは、この変更に先立って在庫をEU域内の倉庫に移したと報じられています。
これがあなたのGoogleのリスティングにとって意味するのは、EU域外からEUに販売する場合、掲載価格と送料がお客様の実際の支払額をカバーしていなければならないということです。Googleの送料属性のガイダンスは "Shipping can include cross border charges if the cost is included under a shipping term on your website"(「ウェブサイト上の配送条件に費用が含まれている場合、送料には越境費用を含めることができます」)としており、一般的なルールはユーザーが支払う費用と一致させるか、多めに見積もることです。ストアが一度も言及しなかった関税や手数料をお客様が配達時に支払うことになるのは、不誠実な価格設定の典型例です。
価格比較の問題:あなたはTemu自身と入札で競っている
多くのチュートリアルが無視している商業上の現実があります。Temuは単なるあなたのサプライヤーではありません。Googleショッピング最大級の広告主のひとつであり、同じ検索語に同じ商品で入札していることも多いのです。
Googleショッピングのオークションを監視する業界のトラッカーは、Temuを注意深く追跡してきました。報告によれば、Temuは2023年後半に多くの小売業者のオークション分析レポートに登場し、関税変更後に米国での広告を停止した2025年4月12日ごろに米国ショッピングでの存在感がゼロになり、2025年7月中旬に規模を縮小して米国ショッピングに戻ってきました。あるトラッカーのインプレッションシェアの中央値の推移では、追跡対象の広告主全体で(国別の内訳なし)、Temuは2025年半ばのピーク時に約27パーセント、2026年後半には約15〜16パーセントでした。欧州では、Temuを競合として目にする広告主の割合は減るどころか増えたと報告されています。
同じ商品を売るストアにとって、それが意味するのは次のことです。
- 横並びの比較。あなたのリスティングは、同じ商品のTemu自身のリスティングと同じショッピング検索結果ページに、しばしば同一のサプライヤー写真で表示されます。あなたの価格の方が高い。買い物客には両方が見えています。
- 購入後の発覚。お客様は写真をGoogleレンズにかけてTemuの出品ページにたどり着けます。そのうえ荷物がTemuのパッケージで届けば、何にお金を払ったのかがはっきりわかります。よくある結末は、返金要求、チャージバック、怒りのレビューです。
- レビューはGoogleに反映される。Googleのストア評価は、Googleカスタマーレビューや独立したレビューサイトを含む複数の情報源から算出されます。また、検索広告とショッピング広告で評価を表示するには、ストアの平均評価が5点満点中3.5以上である必要があります。価格とパッケージでお客様を失望させ続けるストアは、このシグナルをすぐに失います。
- 割引の演出は事態を悪化させる。Temuのタイムセール風の見せ方(カウントダウンタイマー、「90%オフ」、実際の基準価格のない取り消し線価格)を真似ると、Googleの2つの例に近づいていきます。"Pretending to be a discount online retail store to entice people into buying products"(「人々に商品を買わせるために、ディスカウントのオンライン小売店を装うこと」)と、"Deceptively advertising a product at an enticing, often unrealistic, low price"(「魅力的な、しばしば非現実的な低価格で商品を欺瞞的に広告すること」)です。
これはどれもポリシー上の禁止ではありません。ビジネス上の問題です。Temuとまったく同じ商品を、まったく同じTemuの写真で、上乗せした価格で転売するストアは、より安い選択肢のすぐ隣で、より少ないものにより多く払ってほしいと買い物客に頼んでいるのと同じです。抜け道は仕入れ先を隠すことではありません。Temuの出品にはないものを売ることです。
サプライヤーとしてのTemu、リサーチツールとしてのTemu、転売を認めるサプライヤー
Googleで広告したいストアにTemuを組み込む現実的な方法は3つあります。Googleとお客様が実際に確認する項目に照らして、それぞれを比較しました。
| 項目 | Temuをサプライヤーにする(リアルタイム注文) | Temuをリサーチツールとしてのみ使う | 転売を認めるサプライヤー(CJ、Zendrop、Spocket、国内卸) |
|---|---|---|---|
| サプライヤーの規約 | 規約で購入は個人利用に限定。注文やアカウントがキャンセルされうる | 自分の評価用サンプルの個人購入 | 転売業者向けに作られている。ドロップシッピングがビジネスモデルそのもの |
| パッケージ | Temuのロゴ入り、ブラインド配送なし、同梱物なし | 関係なし(あなた自身が顧客) | 通常は無地または独自のパッケージと同梱物に対応 |
| 発送元 | Temuが選択し、注文ごとに変わりうる | 関係なし | 倉庫が明確で、ships_from_countryで申告できる |
| 約束できる配送日数 | 不安定。Temuのチェックアウトで注文ごとに表示され、さらにあなたの発注ラグが加わる | テスト注文で実際の配送日数を計測できる | 公表された処理時間と輸送時間をMerchant Centerに反映できる |
| 返品 | 返品の権利はあなたのTemuアカウントに属し、お客様は利用できない | 関係なし | 正直に説明できる明確な返品プロセスがある |
| 価格の安定性 | タイムセールやクーポンで原価が頻繁に変わり、フィードの不一致が起きやすい | 市場価格の上限がわかる | 原価がより安定。自動化ツールが価格と在庫を同期 |
| 写真とコンテンツ | Temuや何千ものストアと同じ画像 | サンプルで自分の写真を撮影できる | サプライヤーのデータに自分の写真とテキストを加えられる |
| Temuの広告との価格比較 | 直接比較される。同じ商品、同じ写真、より高い価格 | 価値の面で何に勝たなければならないかがわかる | 差別化されたオファー:セット商品、保証、国内サポート、ブランド |
| GoogleショッピングとGoogle Adsへの適合性 | 弱い:配送、返品、在庫状況を正直に保つのが難しい | 最初のステップとして最適 | 配送、返品、事業者情報が正直に設定されていれば強い |
多くの人が見落とすのは真ん中の列です。Temuは優れた商品リサーチツールです。何が売れているのか、いくらで、どんな写真で、どんなバリエーションで売れているのかを教えてくれ、自分用のサンプルを安く素早く注文できます。そのどれも、Temuへの注文を転売する必要はありません。転売を認める選択肢をさらに詳しく比較するにはGoogle Merchant Center向けドロップシッピングサプライヤー:CJ、DSers、Zendrop、Spocketを、ツールで自動化している場合はフィードを接続する前にAutoDSとGoogle Merchant Centerをお読みください。
チャンス:「Temuで実証済みの商品」モデル
ここから話は前向きになります。GoogleショッピングとGoogle Adsはドロップシッピングストアに開かれており、Temuは価値あるものを無料で提供してくれます。安価な消費者向け商品の何が売れているかを示す、リアルタイムの公開マップです。当社がうまくいくのを見てきたモデルは、説明するだけならシンプルです。
- Temuでリサーチする。Temuのベストセラーリスト、レビュー数、バリエーションのデータを使って、1つのカテゴリーで商品の候補を絞り込みます。探しているのは需要であって、サプライヤーではありません。
- 自分用にサンプルを注文する。自分の住所宛てに数個購入します。品質を確認し、実際の配送日数を計測し、素材とサイズをメモし、撮影用に商品を手元に残します。
- 転売を認めるサプライヤーを見つける。同じタイプの商品、できればより良いバージョンを、転売業者向けのサプライヤーから仕入れます。CJdropshipping、Zendrop、Spocket、仕入れ代行業者、または国内の卸売業者です。そのサプライヤーから、各ターゲット国の自分の住所宛てにテスト品を注文します。
- Temuにないものを作る。自分で撮った写真、自分で書いた説明文、正直な仕様、セット商品やアクセサリーのセット、長めの保証、現地語でのサポート、自分で管理する返品先住所。サプライヤーが対応していれば、パッケージと商品にブランド名を入れます。
- Temuとではなく価値で価格を決める。赤字でも売れるマーケットプレイスに価格で勝とうとしないでください。信頼、スピード、品揃えの目利き、サービスで勝ち、それをページ上で示しましょう。
- 小さく始める。1つのカテゴリー、数十の商品、配送を適切に設定した2〜3か国。アカウントとレビューが安定してから拡大します。
大事なのはTemuの商品を偽装することではありません。転売を認めるサプライヤーから出荷するようになれば、ストアの「正直なバージョン」と「利益の出るバージョン」が同じものになる、という点です。配送日数は公表できるほど安定し、返品プロセスは実在し、パッケージはブランドと矛盾せず、リスティングはTemuの広告とピクセル単位で同じコピーではなくなります。
実際の事例で当社が見ていること
Merchant Centerの審査を通過して運営を続けているドロップシッピングストアは、商品数が最も多いストアであることはまれです。ページ上のあらゆる主張(誰がストアを運営しているか、どこから発送されるか、どれくらいかかるか、返品はどうなるか)が検証可能で、検証に耐えるストアです。Temuに着想を得たカタログは、このテストを問題なく通過します。Temuから出荷するカタログは苦戦します。Googleが明記するよう求めている事実そのものを、サプライヤーが握っているからです。
Merchant Centerで配送、発送元、返品を正直に設定する方法
最終的にどのサプライヤーを選んでも、以下はGoogleがあなたのウェブサイトと照合する設定です。これらを一貫させれば、ドロップシッピングで最もよくある停止のきっかけはなくなります。
配送スピード
- 処理時間=あなたの発注ラグ+サプライヤーの処理時間。営業日ベースで、現実的な最悪のケースを使います。Google自身の例はこうです。"if a customer orders on Tuesday and the shipment leaves the warehouse on Friday at the latest, the maximum handling time is 3 days."(「お客様が火曜日に注文し、遅くとも金曜日に荷物が倉庫を出る場合、最大処理時間は3日です」)
- 輸送時間=配送業者への引き渡しから配達までの時間。こちらも現実的な最大値を、自分のテスト注文で計測します。
- 商品ページ、配送ポリシー、チェックアウト、Merchant Centerで同じ数字を使ってください。Googleの送料無料・迅速配送のガイダンスにはこうあります。"If you can't match it exactly, overestimate the delivery time in Merchant Center."(「正確に一致させられない場合は、Merchant Centerで配送日数を多めに見積もってください」)
- 遅いこと自体は許されています。Googleのストア品質プログラムには "no program penalties for not meeting a certain performance standard"(「一定のパフォーマンス基準を満たさないことに対するプログラム上のペナルティはない」)と明記されています。迅速な配送はバッジと露出の向上につながり、正直に遅い配送で停止されることはありません。停止されるのは、偽りの迅速配送です。
発送国
Googleはまさにこの状況のための属性を用意しています。Googleの言葉では、"The ships from country [ships_from_country] attribute lets you provide the country from which your product will typically be shipped. You can help prospective customers decide on a purchase by letting them know if your product is shipped locally or from a cross-border location."(「発送国 [ships_from_country] 属性を使うと、商品が通常発送される国を指定できます。商品が国内から発送されるのか国外から発送されるのかを伝えることで、購入を検討しているお客様の判断を助けることができます」)。この属性を使い、配送ページでも同じことを述べてください。たとえば「ドイツの提携倉庫から発送」や「中国から発送」のように。越境フルフィルメントを禁止しているプラットフォームなら、それを申告するための項目をわざわざ作ったりはしないでしょう。
返品
- 自分で管理する返品先住所または返品手続きを示してください。荷物に書かれた差出人住所を使うようお客様に伝えてはいけません。
- 国際配送料を含め、返品送料を誰が負担するかを明記してください。返品先が海外の場合は、購入前にそう伝えてください。
- 国際注文では、返品期間を購入日ではなく配達日から起算してください。
- 返品ポリシーは独立したページにし、不良品だけでなくお客様都合の返品にも適用されるようにして、期間と費用をMerchant Centerと一致させてください。Googleは "Confirm that the return policies are consistent in Merchant Center and across your website, for example, in the footer, returns page, and web banner."(「返品ポリシーがMerchant Centerとウェブサイト全体(たとえばフッター、返品ページ、ウェブバナー)で一貫していることを確認してください」)と求めています。
事業者情報とフィード
- Merchant Centerと一致する実在の事業者名、住所、連絡先を、フッターとポリシーページに表示してください。実際には別の場所で事業をしているのに、バーチャルオフィスの住所を本社として表示してはいけません。
- 商品に本当にGTINがない限り、GTINは空欄のままにしてください。自社ブランドを使うのは、その商品が本当に自社のものである場合だけにし、そうでなければ識別子が存在しないと設定してください。
- ブランド品やそっくり品は削除してください。マーケットプレイスから有名ブランドのデザインをコピーすることは、仕入れの問題ではなく、模倣品と商標の問題です。
- 各ターゲット市場について、お客様が配達時に支払うことになる関税や手数料を含めた総額を表示してください。
その上にGoogle Ads
ショッピングキャンペーンは健全なMerchant Centerアカウントが前提であり、Google Adsは独自の不実表示と提供不可能なオファーのルールを適用します。たとえば "Promising products, services, or promotional offers in the ad that are unavailable or aren't easily found from the destination is not allowed."(「提供されていない、またはリンク先から簡単に見つけられない商品、サービス、プロモーションを広告で約束することは認められていません」)。広告主の確認を求められた場合、Googleの「システムの不正回避」のページは "Submit authentic business documents"(「本物のビジネス書類を提出する」)よう求めており、その中には "the provider of the goods or services"(「商品またはサービスの提供者」)に関する情報も含まれます。正確なサプライヤー情報は想定されたものであり正当です。でっち上げた情報はそうではありません。Ads側について詳しくはドロップシッピングストアのGoogle Adsとドロップシッパーのための広告主の確認をお読みください。
公式には確認されていない内容(誤解または業者の意見)
「Merchant Centerで停止されたら、新しいストアで新しいアカウントを開設すればいい」。Googleは "After a previous suspension decision, attempting to use the Shopping system again by creating new accounts to re-enter the system"(「以前の停止決定の後、新しいアカウントを作成してシステムに再参入し、ショッピングのシステムを再び利用しようとすること」)を、悪質な違反であるシステムの不正回避として挙げています。復帰への道は、ストアを修正して申し立てを行うことです。停止後の新規アカウントが事態を悪化させる理由をご覧ください。
Temu仕入れのストアですでに停止されている場合
アカウントがすでに不実表示で停止されていて、カタログがTemu由来である場合、申し立ての対象は仕入れ先ではありません。Googleは問題を修正してから審査をリクエストするよう求めており、申し立てが成功するのは、Googleが照合するあらゆる箇所、つまり事業者情報、発送元、配送日数、返品手続きと費用、在庫状況、価格について、ストアが今は真実を述べていることを示せた場合です。
- フルフィルメントを転売を認めるサプライヤーに移すか、確実に履行できない商品の掲載をやめます。
- 実際の数字と自分で管理する返品プロセスで、配送ページと返品ページを作り直します。
- Merchant Centerの配送、処理時間、輸送時間、発送元、返品の設定をサイトと一致させます。
- コピーしたTemuの写真とテキストを自分のものに置き換え、ブランド品やそっくり品を削除します。
- Merchant Centerと一致する完全な事業者情報ブロックを追加します。
- そのうえで初めて審査をリクエストします。手順は不実表示の修正ガイドと申し立てガイドで解説しています。
EUの事業者には、Googleが具体的な理由を示さないまま停止を維持する場合に、もう一つの手段があります。EUデジタルサービス法に基づく認定裁判外紛争解決機関です。詳しくはDSAによる異議申し立てルートで説明しています。また、Merchant Centerの停止がGoogle Adsに波及する可能性があることも覚えておいてください。これはGMCの停止がGoogle Adsに与える影響で扱っています。
Temuに着想を得た商品をGoogleで販売していますか?Googleより先にストアをチェックしましょう。
当社は、フィードを接続する前に、ドロップシッピングストアをGoogleのMerchant CenterとAdsのルールに照らして監査します。事業者情報、発送元、配送日数、返品、フィード、コンテンツが対象です。すでに停止されている場合は、修正と申し立てを担当し、EUの事業者にはDSAルートにも対応します。初期のリスクを抑えたい方は、成功報酬オプションをお選びください。アカウントが復旧した場合のみお支払いいただきます(料金は少し高くなります)。
まとめ
Googleは商品がTemu由来であることを気にしませんし、それを禁じるGoogleのポリシーもありません。Googleが求めているのは、商品がどこから発送されるのか、どれくらいかかるのか、返品にいくらかかるのか、注文を履行できるのかについての正直さです。Temuへのリアルタイム注文は、その正直さを難しくします。Temuの規約は購入を個人利用に限定し、荷物はTemuのパッケージで届き、返品はTemuに戻り、TemuはGoogleショッピングであなたのすぐ隣で同じ商品を売っています。2026年に勝つための一手は、Temuを倉庫ではなく研究所として扱うことです。そこで商品を見つけ、サンプルでテストし、転売を認めるサプライヤーから出荷し、責任を持てる配送日数、発送元の情報、返品プロセスを公表しましょう。そのようなストアは、GoogleショッピングでもGoogle Adsでも歓迎されます。